こんにちは♬
トランペット奏者・作編曲家のいわたけいこです。
先日の星影のエールで、ちょっとリモート合奏系の編集はしばらくお休みになりますが、これまで自分がやってきて一番効率が良かった&負荷が少なかったやり方を少しまとめたいと思います。
ただ、自分のやり方が合ってるかどうかはわかりません。
もっと効率的・効果的にできる場合もありますし、PCのスペックが高ければ色々できるんじゃないかと思います。
あくまで私のやり方なのでもし参考になれば嬉しいです。
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使用ソフト
まず使用したソフトはAdobe Premier Proです。
他のソフトは使用していません。
色々エフェクト効果を出したかったらFinal Cut ProやAfter Effectsなどを使用したほうがいいと思います。
私の場合はPremierでできる限りのエフェクトでなんとかやってる感じです。
大人数のファイルを1つの動画にするためにすること
まず、これはPCのスペックによるところが一番大きいのですが、例えば30人の動画をひとつの動画として作るのは正直大変です。
色々不具合があったことも影響してますが、とりあえず30人分のファイルをひとつのファイルにどばっと入れるのは無理がありました笑
まず、プレビューが正常に動作しないです。
もうカックカクになります。
なので、色んな動画を見てみて、何となく予想を立てたのが「ファイルを分割して動画をいくつか作る」ということでした。
30人だとしたら5人×6とか、3〜4人×9とか。
何人かずつちいさなファイルをいくつか作ったものを最終的にまとめるという形に落ち着きました。
あとはピックアップしたい箇所があれば、そこだけまた別ファイルに作るというのを繰り返す感じですね。
ただ、いくつかに分割するとして、1280×720の大きさになるようにしなくてはいけないので、分割したファイルのシーケンスのサイズを考えなくてはなりませんでした。
例えば9分割であれば、
横は1280÷3で426が2つ、428が1つ。
縦は720÷3で240ずつ。
426×240が6つで、428×240が3つの合計9個の動画を作ると並べた時にほぼ均等になります。
書き出しのときYouTubeフルHD1080で書き出すので横は余りますが、「ビデオエフェクト」の中の「クロップ」で消せば大丈夫です。
こうすると、30人ぶんのファイルが9個になるので、少し負荷が減るんじゃないかと思ってやってます。
これを軸にして、30人一斉に画面に収めるのはこれを使い、その他にピックアップ用のものを作ったりする感じです。
星影のエール吹奏楽小編成Verの動画はこれの応用で作っています。
ドラム1画面と小さい動画が4画面でやっています。
人がうまく収まるようにクロップは多用しています。
ポイントは最終的なファイルの負荷を減らすこと
で、個別のファイルにはもちろん音声も入っているわけで、その音声が負荷をかけているので、もちろん音声ファイルも切り離して削除しておきます。
動画ファイルもしくは音声ファイルのタイムラインにあるバーを右クリックするとメニューの中に「リンクを解除」というのがあるので、それを選択すると音声ファイルを切り離して削除することが出来ます。
音声ファイルは予め編集してある合奏の音源とタイミングを合わせるために最初はリンクしておきますが、タイミングが合った時点で切り離します。
なので、↑のやり方で分割したファイルも最初は音声ファイルをくっつけておきますが、タイミングを揃えたら切ります。
音声ファイルが少なくなることでかなり負荷が減りますので、その作業も必要です。
全体として使う合奏させた音源データは動画編集の前に編集しておく必要があります。
ピックアップ
ピックアップは最初に分割したデータを拡大して使ったり、他のデータを作ったり切ったり貼ったりします。
これは分割したデータを拡大したものではなく、別ファイルとしてトランペットとトロンボーンを集めたものです。
曲で使う部分に合わせてそこだけを切り取って使っています。
これは個別ファイルから切り出しています。
ピックアップはどの楽器をどのタイミングで使いたいかをきちんと決めておいて使うのがいいと思います。
なので、ある程度の絵コンテであったり、全体のイメージというのを先に作っておくことが作業を楽にするポイントだと思います。
全体の配置が完成したら、使わない部分は切り取って削除すると、更に負荷が少なくなります。これも面倒ですがやっておくと便利。
ただ、ビデオトランジションなどを使った時に背景が黒くなるのを防ぎたければトランジションのかかる部分には下地になる動画を配置したり画像を置いておくといいのかもしれません。
星影のエールの動画は下地としてV1に星空の画像を置いてあります。
このところ「リモート合奏」「やり方」なんかでブログが検索されているのでやり方をちょっとだけ書いてみました。
詳しくはおそらく調べたほうが簡単だと思いますが、私のやり方はこんな感じです。
ではまた。ばいば〜い!
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