こんにちは♬
トランペット奏者・作編曲家のいわたけいこです。
ちょっと視点を変えた話なんですけど。
アドリブがどうやったらできるか?っていうより、
「どういう心持ちでいるとアドリブができるようになるか」
ってことなんです。
私の生徒さんたちもアドリブのレッスンをしてる方が何人もいるんですが、
皆さんに共通しているのは「自信がなくて止まってしまう」ことなんですよね。
これ、私もそうだったんです。
アドリブができないのは理論がわからないからじゃないんです。
まずは適当で大丈夫。
でもその「適当」がハードルが高いんですよね。
アドリブを簡単にやれるようにする方法は世の中にたくさんあるんです。
今からアドリブやってみたいって人のためのメソッドもたくさんあります。
でも、なかなかできないのは何故かって、勇気が出ないんです。
1音だけでやってみる、2音でやってみる、音を3つ使ってみる、など簡単なやり方ですらも、
「間違うのが怖い」という気持ちでやってしまうとできるようになりません。
楽譜になっていればアドリブできる人はたくさんいます。
耳コピなどであらかじめ出来上がっているものであれば吹けたりするんですが、
こと完全に自分のオリジナルのアドリブとなったときに、たとえ選択肢を提示したとしても身体が動かなくなってしまうことが多いです。
突然のことになると選択肢以外の音を選んでしまって止まってしまったり。
なので、まず大切なのは「間違いっていうのはない」って思うことです笑
だってアドリブなんですから。
音が外れて聞こえたっていいんです。
だってアドリブなんですから。
そこで納得しなければ別の選択肢を取れるようにしたり、知識を得たりすればいいんです。
トラストさん(山本さん)のように、アドリブがある程度できる方の場合はまたちょっと違ってきます。
ただ、理屈としては同じなんですが、
ある程度できるようになってきた時に行き詰まりを感じてしまうのは、
そこが技術の壁なんです。
これはトランペットに限る話なんですが、トランペットは音域が狭い割に音域を広げるのが大変な楽器で笑、どうしてもその「音域」に目が行きがちで「出ない音が出てきてしまうとそこでストップしてしまう」性質の方が多いです。
私は以前からずっと生徒さんたちには言ってるんですが、
音が出ても出なくても「指が自由で無意識に動ける」ということがとても大切だと思っています。
指ができるようになると音が出るんです。これホント。
スケールだったり、アルペジオだったり、とにかくどんなものでも指が率先して動くこと。
これを無意識に動かせるようになると、アドリブっていうのは簡単にできるようになります。
あとは「止まらない勇気」かな。
私もたくさんこういう経験をしてきました。
思考停止に何度陥ったことか笑
適当でいいんです。
適当にやってるうちに絶対に理論を知りたくなります。
どうすれば自分の好きな進行になるか考えたくなります。
ダイエットも一緒です笑
最初はやみくもに色んなことをやります。
体重が減らなくなったとき、どうやったらいいか調べたり考えたりします。
そして痩せる仕組みを知れば継続してできるようになり、更に体重が減ります笑
全部同じこと。
まずはやってみる。その勇気が大事です。
理論はそのあとでも大丈夫。
ではまた。ばいば〜い!