【トランペット練習】100点満点じゃなくてもいい

トランペット

こんにちは♬
トランペット奏者・作編曲家のいわたけいこです。

レッスンしていたときのこと。
よくあるんですが、生徒さんが最初の音がうまくいかなくて何度も吹き直しています。

そういうことって自分でもよくあります。

最初の音って集中力もいりますし、緊張もしますし、当たりにくいですよね。

スター・ウォーズの最初の音と言ったら・・・

これですこれ笑

よし、イメージは完璧・・・いくぞ!
と吹き始めたら外れるって・・・笑
ホントによくあるんですよ(涙)

まあスター・ウォーズはさておき、やっぱり最初の音って当てるのが難しかったりするんです。
そこでつまづいてしまうことも多々あります。

でもこの「音を外す」っていうのが意外と大切だったりします。

(この動画、後藤悠介くんという素晴らしいプレイヤーさんなので他の動画も是非皆さん見てみてくださいね!)

例えばこの「B♭」を出そうとして「A♭」が出てしまうのも、
この動画のように「いい音で」出ているっていうのがすごく大事です。

「いい音で」ひとつ下の倍音が出てしまったのであれば、あとほんの少し息のスピードが早ければこのあと狙って「いい音でB♭」を出すことが出来ます。

外してしまった時に「ああ、外してしまった、クソ!」と思って躍起になって何度も練習するよりも、

・なぜ外れてしまったか
・どうやったら改善できるか

というのを考えることが大切です。

この場合、ほんの少し息のスピード(や距離感)が足りなかっただけなので、次に吹く時に修正すれば大丈夫です。

それを何度も「プップップッ」と考えないで吹き直してしまうと、原因がわからないままなので再現性が低いですし、何より「何回か吹いている中でたまたま当たった」という状態ですから、やっぱり一発勝負の時にうまく再現できなくなります。

スター・ウォーズ以外の曲のフレーズなどで最初の音がうまくいかないときにこの「何度か吹き直してしまう」のを練習してしまうと、「フレーズを吹ききる感覚」というのがいつまでも身につかなくなってしまいます。

なので、レッスンの時は「最初の音はうまくいかなくてもいいからワンフレーズ吹ききってみてください」と言います。
そうすると、不思議なことにできちゃったりするんですよね〜笑

ここが実は「気の持ちよう」が原因だったりするわけです。

つまり、最初の音にだけフォーカスしているとどうしても「流れ」を無視して息をしっかり使っていないので外れたり上手く行かなかったりするんです。

最初の音は誰しもうまくいかないものです。
まずは流れをしっかり作ること、そのうえで「原因と改善策」を考えて流れを組み立てること、これが練習に必要だったりします。

なので最初から100点満点を目指さなくていいんです。
練習は失敗を経験してこそ上手くいきます。

是非ここを意識して練習してみてくださいね。

ではまた。ばいば〜い!

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