子供の習い事は親のエゴという話【最後まで読んでね】

トランペット

こんにちは♬
トランペット奏者・作編曲家のいわたけいこです。

トランペット(コルネット)との出会いから毎日娘ちゃんの練習をTwitterに投稿しているこるっちさん。

どんどん娘ちゃんが上達していくのを色んな方たちが見守ってます。
先日は初めてのライブに参加して演奏したりホントにぐんぐん伸びてますね〜。
お父さんであるこるっちさんもまた素敵なキャラなので笑
コンテンツとしてとても参考になります!

さて、そんなこるっちさんが昨日Twitterでぼやいていたこと。

お子さんに習い事をさせているご家庭ならではの悩みだなあ〜ってすごく共感しました!

私もこういうことはたくさん感じました。
同じようなことがあって、勝ち取ったのは息子1だけですね笑
野球をやりたいって言って、1年間その情熱があればやらせてあげるって言ったらホントに1年間それまで習っていた体操をしっかりやり切って、野球に移行しました。
いまはとっても楽しく野球頑張ってますよ〜。

でも、お子さんが練習をしないのにイライラする親御さんはとっても多いです。
私の生徒さんの親御さんもそういう面でご相談いただくことも多いですし、実際我が家の子供達も同じです。
ちなみに、自分からやる気を出して継続できるタイプの子というのは稀で、だいたいのお子さんが自分からやる気は出しません。
かくいう私も2歳からピアノをやっていて、5歳のときには毎日2時間の練習を強いられていましたが、その「強いられている」思いはずっとありました。
だってそれをこなさないとご飯が食べれなかったんですから。

でも今となってはそれが役に立っているので、感謝はしていますけど何度も母とぶつかりましたよ。

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子供の習い事は親のエゴである

最後のツイート、

「僕の力」と書くとおこがましくて、実際には僕のエゴなんだと思う。 今後、お互いどういうスタンスでトランペットに向き合っていけば、お互いがストレス少なく、よら良い形で歩んでいけるのか。答えが見つからず、本当に悩んでいる。

これホントにわかります。
子供がやりたくてやっているのか、親がやらせたくてやっているのかだんだんわからなくなってくるんですよね。

こるっちさんの娘ちゃんの場合は自分からやりたいといってやり始めた訳ですが、
なのに練習を促すのは親である自分という部分と、でも自分が促したりレッスンを勧めたことで娘ちゃんがどんどん上達して楽しくなっているのも確かで、
そこに自主性が加わったらどんなにいいか!
と思うのは本当に悩ましいところですよね。

ちなみに余談ですが、子供の習い事ってこるっちさんの娘ちゃんは自分からやりたいと言いましたが、
だいたいにおいて親がやらせたいものをやっているご家庭も多いと思います。

我が家は私のスケジュールの都合上土日の習い事はできなかったので、平日にある体操にしました。
体操は今後何をやるにおいても体の使い方なので基本になるなあと思って始めたことでした。
でも何度もぶつかりました。
親は継続の力の凄さっていうのを知っているのでやっぱりなんとしても子供に継続の喜びを知ってもらいたいと思うわけです。

継続できなかったことで何をやっても中途半端になってしまうのも実際経験してますし、
実際自分がそうだったので継続させたいという思いが一番強いんですよね。

ただ、それは親が人生でたくさん経験した中で得た「近道」なので、
子どもたちにできるだけ近道を与えたいと思うのは当たり前のことだと思うんです。
安全な道を通らせたいと思うのが親心ですもんね。

継続できる喜びを知ってもらうために親御さんがお子さんに促すというのは決して間違ったことではありません。
それもひとつの手段だと思うんです。

オリンピック選手などのアスリートなんかも幼少期から教育していたり、音楽家だってお母さんがステージマネージャーだったり、やっぱり子供の習い事において親の存在というのは欠かせないものだと思います。

なので、エゴって一般的に悪い意味で使われますが、子供の習い事に関しては

親のエゴが子供を成長に導く

というのはあながち間違っていないんだと思うんです。

自主性を伸ばすにはどうしたらいいか

でも、親御さんとしては「早く自分の意志でやってもらいたい」と思いますよね。
口うるさく言いたくないですし、自主性が持てればもっと上達するのはわかっていますから。

自主性を上げるにはどうしたらいいでしょうか?
それはやはり親御さんの「声掛け」にあると思います。

さて、この自主性を伸ばす声掛けって何をすればいいかといいますと・・・

「すごいね!うまくなったね!毎日練習してるって偉いね!」

ってことなんじゃないかと私は考えます。

つまり何をしてるかって言うと「子供の自己肯定感を上げる」ってことなんです。

そしてもう一つするならば、

小さな目標と大きな目標をいくつも一緒に考える。

ということだと思います。

例えば「将来有名なトランペット奏者になりたい!」というのが大きな目標だとすれば、
「じゃあそのためには何ができるといいかな?」と問いかけます。
「練習がんばる」
「どんな練習?」
「まずはこの曲を吹けるようにしたい」
「いつまでにやろっか?」
「今週中!」
というように、小さな目標と期限を作ります。
そこで子供が練習をしなくてイライラした時に「今週中にできるんじゃないっけ?」とプレッシャーをかけるのはNG。
小さな目標を立てたときに、期限の日にプチ発表会をしたりするのもいいかもしれませんね笑
そこでもし練習しなくてできないのであれば、反省会をします。
「今日1番うまくできたところは、どこ?」
と聞くようにすると、「ここはできた!」と自分でもあると思うので、そこをまず最初に褒めてあげる。
そのうえで、「どこが自分的にダメだった?」というのを聞いて、「何が原因かな?」ということを自分で考えるようにする。
そうすれば「練習ちょっとサボっちゃったな〜」と本人が思えば「じゃあ来週頑張ろうね」とするだけ。

イライラしますね!!!!!笑

私も実践できてないことはたくさんありますよ、ええ。
今日も「宿題やったの?終わったの?宿題やるのはママじゃないよ!」と言ったところですから←

でも、少なくとも

・褒めること
・認めること
・応援すること
・待つこと

っていうのはとても大切だと思うんです。

大人は安全な近道を知っているのでつい手出し口出しをしたくなりますが、子供が失敗しても褒めること、認めることをしてあげてほしいです。

ちなみに我が家の娘、割と楽器が上手いほうだとは思うんですが、
楽器を始めてから一切ダメ出しをしたことがありません。
上手くできたところを「ここいいじゃん」って褒めて褒めて、練習を家でしなくても何も言いません。

練習した日は「すごいじゃん、練習したなんて珍しいね」と言いますし笑

頼ってこない限りはアドバイスもしません。
だってできてないところは自分でわかってますから笑

人は失敗を経験して成長します。
練習しなかったからできなかったなんてのは本人が100も承知です。
だからあえてそれに関しては突っ込まない。
それが「子離れ」だと思いますし、同時に子供の自主性を促せるのかなあと思ったりします。

ま、大人も一緒ですけどね。

ちなみに私はこれと真逆の育てられ方をしました。
練習しなさい、ここがダメ、あそこがダメ、褒めることは一切なし。
そうすると、本番ガチガチに緊張して自己肯定感がどんどん下がります。
それで噴気できるタイプのお子さんはいいと思いますが、私はこれを自分自身で立て直してきたのでとても大変でした。

親もいつかはエゴを手放さなければいけない日が来ます。
ストレスになることはたくさんありますが、褒めるって実は自分自身にちゃんと栄養になってるんですよ♬
もちろん、原因を一緒に考えたり、その中でのダメ出しは必要で、ただただ褒めちぎるとか練習してないことを褒めたりするのは嘘なのできちんとアドバイスは必要ですが、それも最小限にして「ちょっと長い目で見守る」ってことができるといいのかもしれませんね。(自分で反省)

私はこれを子育てというより自分を内省する中で見つけたり、本を読んだり、そして生徒さんを育てる中で見つけました。

最近もふと思ったのが、昔の生徒はダメ出しばかりしてたなあ、申し訳なかったなあと反省したり。
多分最近は褒めてると思うんですけど・・・笑

子育てを通して自分の成長もできるって結構おすすめですよ笑

ではまた。ばいば〜い!

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