アドリブって自由じゃないの?

トランペット

こんにちは♬
トランペット奏者・作編曲家のいわたけいこです。

不定期土日に配信している「森山瑞樹×いわたけいこジャズアドリブ対談」ですが、インスタライブから始めてはや何ヶ月経ったのかしら・・・。
4ヶ月ぐらい?けっこう経ってますね。

そもそも当初は趣旨が違ったんですが、最近は「ジャズアドリブの理論から入らなかったいわたが理論を勉強していく会」になってる気がします笑

一回にできる内容は少しずつなんですが、それがかえっていいような気がします。

今週は「アドリブ穴埋めドリル」答え合わせでした。

今までやった内容だけを使う感じだったので、使っていいもの、そうでないものといくつか制限のある中で作ります。

ばばばっとやってみたものの、意外と「あ、これ違った〜」と思うものもいくつかあったり。

でも間違えることで覚えることが出来ます。

今回配信で作ったものです。
(配信中に増えたものもあります笑)

使っていいのはコードトーンである「ドミソ」と、半音下からと全音上からの「アプローチノート」、そしてアプローチノートから指定された音までの「経過音」です。

1日目の問題はこちら。

こういう進行にはこうやって使う、っていういわゆる「型」ですよね。
ひとつひとつわかるようになってくると、次にどんな選択肢があるかっていうのがわかるようになります。
もちろん自由な発想で突拍子もない音に飛ぶのもありなんですが、まず基本を抑えるという意味ではすごく大事な内容です。

私は今まで割と「なんとなくルール」のなかで「なんとなく自由に」アドリブしてきて「なんとかなってきた」のですが、それだけだと限界があります。
そういう意味でひょんなことからスタートしたこの企画は自分にとってとても学びの機会になっています。

今まで「なんとかなってきた」のは色んなフレーズを知っているから引き出しが人より多かっただけで、仕組みとして「なんでこうなるのか」「どうやったらかっこよくなるのか」というのが不透明だったのです。

トランペットを吹くにあたってここ数年私が大事にしていることは「頭の中をクリアにすること」です。

音が出る仕組み、効率よく演奏するための仕組み、考え方、そういうものをレッスンで生徒さんに教えたり、こうしてブログに書いたりYouTubeに動画を出したりしていますが、

アドリブも同じことだと気付いたのです。

自由に演奏するためには必ず仕組みがあって、ルールが有る。
それに則って音を選択することで、絶対的な型があって、そこからの選択肢で自己を表現するための音楽作りっていうのができると思うのです。

それは作曲や編曲も同じで、でもすべての事柄に置いても同じだと思うのです。

基本的なルールを知らずにやるのと知ってやるのとでは大きく違います。
トランペットも基礎的なことを知っているのとそうでないのでは演奏が大きく変わります。
(もちろんまれに知らなくてもできちゃう人もいます。でもそういう人は本当にごくわずかです)

アドリブという言葉自体は「自由」という意味ですが、いくつかの選択肢の中から自由に選ぶことでアドリブになると私は考えています。

制限のある中で遊ぶからこそ楽しみが見えて、表現が広がっていくんじゃないかなと。

多分これはジャズだけじゃなくてクラシックでも同じこと。

そんな訳でこれからも少しずつアドリブについて勉強していこうと思います!

ではまた。ばいば〜い!

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