学生だから、学生だけど、学生のうちに

雑記

こんにちは♬
トランペット奏者・作編曲家のいわたけいこです。

ここには載せませんが、今日Twitterで見かけた投稿に「学生はどんなに頑張っても学生でしかない」つまり、学生のうちは学生を楽しんで、大人と同じことをする必要はない、というものがありました。

確かに、学生でないとできないことっていっぱいありますよね。

私が学生のときはSNSやインターネットすらなかったですし、そんなことは気にしたこともなかったですが、こういう時代ですから学生がSNSを活用しようとしていたり、宣伝しようとしているのを見るとなんでそんなことをするの?と思う大人の方もいるかもしれませんね。

ちょっと今日は思い出話をします。

私は本当にありがたいご縁で大学生の頃から学校のレッスンなどでお仕事をさせていただいてました。

同級生たちもそういうことは普通にありましたし、まあ大学生とはいえ音楽大学は職業訓練校のようなものですから、学生でもレッスンしたり仕事したりっていうのはよくあることでした。

今の音楽大学がどんな感じなのかはわかりませんが、

学生が学生のうちから仕事をすることを現場で学んだりすることはとても貴重な経験でしたし、そこで色んな先輩方からアドバイスを頂いたり、見て学んだり、時には厳しく怒られたりもしてそうやって徐々に社会に出るための練習をしてきたんだと今になって思います。

もちろん、学生でしかできない羽目の外し方もしましたし笑、学生のうちにしか楽しめないこともたくさん経験しました。

でもその経験があったおかげで、大学を出ても仕事をやる上での必要なことがわかったり、外の世界を見ることができたのは本当に有り難かったと思います。

さて、最初の事に戻りますが、

「どんなに頑張っても学生は学生でしかない」
というのは確かにもちろんあります。
色んな家庭があるとは思いますが、おおよその学生は大人の助けがあって学生をしていますから、それに見合った勉強をしたり、学校で必要なことをやるのは義務だとは思います。

とかく最近の世の中は大人が子どもたちに危ない目に合わせないようにとSNSを禁止したり、ゲームの時間を決めたり、色んな予防策が大人側で取れるようになりました。
確かに、本当に目を覆いたくなるような犯罪も増えていますし、またそういったニュースも昔に比べて情報が早いので世の中にたくさん出ています。

でも、子どもたちには子どもたちの目線で考えることや見えることっていうのがたくさんあると思うんです。
それは大人からしたら危なっかしいことだけれど、ある程度の失敗やうまくいかない経験というのは成長するためには欠かせないことだと私は考えています。

最近では「教育虐待」という言葉も目にします。
大人が子供を自分の思ったとおりに育てたい、という気持ちもとてもわかります。私も親ですし。

でも、子供は無限の可能性を持っていて、そして大人の目の届かないところにたくさんの興味を持っています。

子供もひとりの人間で、家族とは全く違う価値観を持つこともたくさんあります。

いくら失敗しても、子供の人生は子供のものです。
学生の生き方は、その学生が決めることなのです。
大人はそれを少しだけサポートするのが役目なんじゃないかな、と私はいつも思って子どもたちに接しています。

学生は、学生でしかない。
けど、社会に出るための勉強をするのは学生のうちからたくさん知っておいたほうがいいと思うんです。
だってその学生たちは数年後には学生ではなくなって、社会に出るんですから、そのための試行錯誤は早ければ早いほどいいと思うのです。

大人の社会に混ざると色んな事が見えます。
こういうことは言わないほうがいいんだな、こういうことは積極的にしたほうがいいんだな、と子どもたちは子どもたちなりに学びます。

色々言いたくなるんですけどね笑

大人はそれを暖かく見守れる、そんな社会になって欲しいなと思うのです。

ではまた。ばいば〜い!

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