こんにちは♬
トランペット奏者・作編曲家のいわたけいこです。
いい道具っていうのはいい食材でいいシェフが作った料理みたいなもの。
私の役目は美味しい料理を経験して、それを家庭料理に落とし込むこと。
いい道具はいいパフォーマンスを生むけど、そうじゃない道具でもそれに近い事をできるようにレッスンしていきたいなーって思うの。
このごろ、道具について考えることがとても多いです。
マウスピース、楽器、機材・・・色々新しいものと出会って気づいたことが本日のブログの内容です。
結論:料理と音楽は同じ
いい道具を使って、いい食材を使って、腕のいいシェフが料理をすると最高のものができあがります。
当たり前です笑
音楽(楽器)も同じことで、
いいマウスピースといい楽器を使って、腕のいい奏者が演奏をすると最高の音楽ができあがります。
当たり前ですよね。
ここで大事なのは、
腕のいい奏者
ってことなんです。
どんなにいい道具を使っていい食材を使っても、腕が良くないと「そこそこ」なんです。
そのためには、腕を磨かないといけないんです。
よく「弘法筆を選ばず」と言いますが、
腕のいい人は道具を選ばなくても表現ができるということなんですよね。
ただ、腕がそこそこでも道具がいいと時にいいパフォーマンスを出せることがあります。
そこで初めて「道具の質の良さ」ということに気づくことができるのも確かです。
私が着目しているのはまさにそこで、
腕を磨く→そこそこの腕前になる→いい道具を使う→自分の本来のポテンシャルを知る→いい道具じゃなくてもそのポテンシャルを引き出せる→更に腕が上がる
という好循環を作り出したいということなんです。
それこそが「弘法筆を選ばず」の作り方だと思っています。
いい道具はポテンシャルを最大限に引き出せる
ちょっと長めのツリーになっていますが・・・。
先日AR Resonanceを吹いてみた時に衝撃を受けた話は書きましたが、
いい道具を使ってこのパフォーマンスができたということは、
自分のポテンシャルというのはまだまだ余力があるということで、
そして自分のポテンシャルを最大限に引き出せる物を使うことは、自身の感覚の成長に繋がります。
すごくややこしいことを言っている感じですが、
つまりいい道具を使ってできたことっていうのはその「感覚」を身に着けてしまえば道具を使わなくても再現性は高いと思うのです。
別にそのままいい道具を使うという選択肢もアリですよ。
演奏するだけの仕事であれば、私もそうしたかもしれません。
ただ、私は色々な生徒さんに「どうやったらトランペットが上手に楽しく吹けるか」ということを日頃からアウトプットするのも仕事のひとつなので、
「ただ道具を薦めるだけでなく、それを汎用性の高い技術の習得に役立てる」
ということが仕事のひとつだと思っています。
簡単に言うと、
いい道具を使って得た感覚をそこそこの道具でも使えるようにする、
もっと簡単に言うならば、
「お店の美味しい料理を家庭でも再現できるようにする」
ということなんです。
いい道具はポテンシャルを最大限に引き出せます。
まずは「いい道具を使ってください」ということを声を大にして言いたいです。
なので生徒さんたちにも必ずそこそこのいい道具をお勧めします笑
で、私はそのうえで「道具そのもののポテンシャルを最大限に引き出すための腕磨き」をするレッスンを心がけています。
美味しい料理を味わっていただく、
そしてそれに近い道具を使っていただく、
そこから家庭料理に落とし込むやり方をレッスンする
こんな流れを作るのが私の役目かなって考えています。
腕磨きは必須。道具+腕磨きで更に成長する
いい道具を持つことといい腕を持つことはつねに対等であることが望ましいです。
道具だけ良くてもダメ、腕が良くても本当にいい道具を知らないままだと限界があります。
弘法大師は筆を選ばなくても素晴らしいですが、筆を選べば更に最強になります笑
いい道具を知りましょう。
いい道具に出会ったら、更に腕を磨きましょう。
腕が上がるともっといい道具にも出会えます。
いい道具に出会ったら更に成長します。
レベルなんて関係ありません。
どんなレベルの人も、良いものを使うということはとても大事です。
でもいい道具に出会うってなかなかできないんですよね・・・。
そこはたくさん出会いに行くしかないのです。
お金がかかることも時にはあるかもしれませんが、自己投資すれば必ずそれは戻ってきます笑
私は今日も美味しい家庭料理を作るために美味しい料理を食べに出かけます♬
ではまた。ばいば〜い!