怒りのゲージの大きさ【子育て】

子育て

こんにちは♬
トランペット奏者・作編曲家のいわたけいこです。

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#19 どうしようもない時の対処法 - いわたけいこの音楽と心の整え方 | stand.fm
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(いま気づいたんですが#18がふたつあった・・・もう20回やったんですね笑)

今日はちょっと子育ての話です。
noteでもよかったんですけど、とりあえずこちらに。

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子供の欲求を満たすには

最近、息子2のことで時々学校から連絡があります。
いつもの「ふてくされ貝になる現象」についてなんですが・・・。
(自分の思ったとおりにならないとふてくされてうずくまって動かなくなる現象です笑)

息子1の時は本当に毎日学校から電話がかかってきて自分が登校拒否になりそうになりましたが、今回は「またか・・・(悟り)」という感じです。

我が家の子どもたち、どうしてみんな同じ道をたどるのでしょうか・・・笑

息子1のときも感じていたんですが、結局自分の子供や家族だとしても「それぞれが別の個」であるため、他人と変わりません。
家以外の色んな環境や価値観の中で過ごしてきたので、家の中や家族だけが全てで構成されているわけではありません。
なので、自分の子供であっても「他人を変えることはできない」のです。

では周りが変わらなければなりませんよね。
まずは手始めに家族、そして私から接し方を考えなくてはならない。
ちなみに、私はその貝になってしまう事象は年齢とともに改善していくものだと思っているので最近は割とほったらかしにしますが笑

まあ学校の先生からすると集団行動を乱すのでそれどころではないですよね〜。

そもそも集団行動に則らない時点ですごく個性があって、自分の中の正義というか、自分が強い子供だと思うので、将来自分の力で何か切り拓けると思うんです。
だいたいの人が集団からははみ出さないようにする世の中で、集団からはみ出そうとしているってすごいことだと思うんですよね〜。(ダメ親?笑)

でもまあ、まだ小学4年生。集団行動するのは少なくともあと8年あります笑
なので、自分を大切にしつつ人とある程度合わせた行動が取れるようなコツが掴めるといいですよね。

とりあえず先生に伝えているのは、「放っておくか、認めるかしか方法がないんです」ということ。

息子1の時はいつも諍いがある子の親御さんから「なにか特性とかあるんじゃないですか?病院で検査するとか対処してますか?」まで言われましたからね〜。
(ちなみにちゃんと病院で特性検査受けましたが特に飛び抜けて何かがあったわけでもないです)

個性が強いのは母が個性が強すぎるからじゃないかなと半分ぐらい思ってます。

ただ、それがマイナス面に働くとよくないので、やはりこちらとしても何か対処できると安心できますよね。

息子2に見られる「貝になる」行動の根本的な原因としては、

・自分の意見が通らない事に対する「承認欲求」
・相手からの注意などを受けたくない「安全欲求」

あたりでしょうか。

これらの欲求を満たすためにはやっぱり「承認されること」というのが一番早いし近道だと思うのです。
なので、家族の対応としては息子2がなにかしたいことに対して一度感情を認めてあげるのが大事だったりします。

そして、どうやったら自分を満たしつつ他人との衝突を避けられるか、という手段を教えていくことかなと。

昨日の夜、夕飯を食べ終わったあと息子2が言いました。

「ねえママ、今から鬼滅の録画見てもいい?」

ちなみに我が家は19時以降は子どもたちにテレビの選択権はありません。
相方及び娘が見たいものがあればそれを優先します。
下2人は19時までの間に好きなだけ見られるからです笑

「19時過ぎてるからそりゃダメだよね」

と私が言うと、またふてくされモードに突入。

ここで私が選択肢を出します。

①無理矢理見て怒られる
②見ないで我慢する
③お風呂に入ってやることをやったうえで時間が余るから見ていいかもう一度聞く

さて、この3つならどれがいい?
と聞くと「そりゃ③だよね」となります。

③はつまり、私のご機嫌を取る方法です笑

同時に息子2に言いました。

「ママやパパが怒るのは、ママやパパの都合に合わないから怒るんだよ。君のためという名目を使って自分の感情を押し付けてるだけだから、円滑にするにはそこのママやパパの希望をちょっと聞いてくれると嬉しいんだよね」

なんて嫌な親でしょうね笑

でも実際そうなんですよね。
親が怒るっていうのは「親が自分のペースで物事が運べないから子供を怒る」わけです。

「言うこと聞きなさい!危ないから言ってるのよ!」
なんて、あからさまに親の都合ですよね笑

いや、危ないのはわかりますよ。そこは教えないといけないところなんですが、
怒らなくても良いわけじゃないですか。

「危ないよ」という一言で済むんですよね。

これが、彼氏彼女の仲だと考えてみてください。

「私がこんなにあなたのためを思ってるのになんであなたは私にこうしてくれないの!?」

とか・・・笑

そもそも相手のために何かをしたから何かを返してくれって思うのが筋違いですよね。
誰かのためを思ってって、それを名目に自分のエゴを満たしてるだけですから。

そんな訳で、息子2には「相手が注意をしてくるのは相手が何かを満たしてほしくて要求しているから、そこをひとつでも何を望んているかを理解して、相手を満たしてあげると自分のやりたいことを通して自分を満たしてあげられるのが最善の方法」ということを言いましたが・・・果たしてそこまで瞬発力のある行動ができるかどうか笑

でも息子2は割と普段それができる子なのです。
私が仕事で帰りが遅くなる日は洗濯物をある程度進んで畳んでくれますし、夕飯の食卓の準備なんかもしてくれてあります。
その代わりYouTubeをテレビで見たいとか、録画を見ていいかとかそういうことを交渉してきます。
お互いWin-Winですよね笑

だから、学校でもそれができると思うんですけどね〜。

怒りのゲージの話

さて、昨日すごく面白い話をしました。
息子1を野球の練習に送っていく車の中で、ちょっと息子1にインタビューしてみました。

「息子1ちゃんはさ、小学5年生の時いまの息子2ちゃんみたく暴れてたわけじゃん。そのときってどんな気持ちだったの?どうなると暴れちゃったりしたの?」

「うーん・・・」

しばらく息子1は考えてポツポツと話し始めてくれました。

「俺はさ、小学5年生の時、怒りのゲージがすごく小さかったのね。だから自分のやりたいことを邪魔されたり、注意されたりするとすぐそのゲージがマックスになってバーンって爆発しちゃうわけ」

なるほど。

「じゃあなんで6年生になったら突然それがなくなったの?」

「6年生になった時に、最高学年になるからさすがに今の感じだとみっともないなって思ったの。だから我慢することにしたんだ」

と言っていました。

「そうなんだ。でも我慢するの大変だったんじゃないの?」

「最初はすごい大変だったけど、我慢だ、我慢だ、と言い続けているうちにちょっとだけ怒りのゲージが大きくなってきたのね。そんで、野球がその頃すごく楽しくなってきて、自分でも上手になったのがわかって、そうしていくうちにゲージがどんどん大きくなったんだ。小学5年生のときが50だったら、今は1000ぐらいになったんだ」

「へえ!すごいね!やっぱり野球で自信がついたんだね」

「そう。だから息子2ちゃんは多分俺と一緒でいま怒りゲージが50ぐらいだと思うんだよね。でも野球頑張って、試合に出られたり、打てるようになったりするときっと増えてくると思うんだ」

ちょっと感動して運転してて泣きそうになりました。

あー、子供ってやっぱりそれぞれ自分の中で色々考えていて、自分で葛藤して、自分で自分の人生を良くするために工夫してるんだなーと思って。

子供が怒っている時の心理ってあまり本人から聞き出せないじゃないですか。
特に渦中の場合は絶対に聞き出せないわけで。
だから少し時間が経ったので息子1なら教えてくれるかなと思って聞いてみたんです。

子供ながらの完成で、「怒りのゲージ」と表現してくれたのがすごくわかりやすかったですし、それを増やすためにどうしたかっていうのを教えてくれたのは本当に大きな学びになりました。

この会話が夕方あっての、上に書いた息子2との会話に繋がったわけです。

子供が落ち着いてリラックスしている時こそチャンス

子供が怒っている時、または自分がイライラしている時っていうのはなかなか意思疎通が測れないですよね。
もちろんその場で解決しなければいけない場合はきちんと怒る、叱るという行動も大切ですが、それとは別に怒った時、問題行動を取った時の心理をちょっと聞いてみるっていうのはアリなんじゃないかなと感じました。

ちなみに、それは自分に対しても同じことで、

自分がイライラしたとき、怒った時、「なぜ怒っているのか、なぜイライラしているのか」という原因をちょっとだけ考えてみると自分の欲求を満たすために何をしたら回避できるかがわかるのではないかと思います。

子供に怒るときって瞬発力なんですけど笑、それを言う前に更に早い瞬発力で「それ必要?なんで怒ってるの?」というのを自分に投げかけられる・・・・のが理想ですよね笑

人に怒りをぶつけるとそのエネルギーはぶつけた人にもいきますから、疲れますし、相手にもダメージが大きいです。
怒るなとは言いませんが、子供に無差別にぶつける前に一度立ち止まれると良いなあと思った1日でした。

ではまた。ばいば〜い!

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