【トランペット】シンプルに考える(なんか調子悪い時)

トランペット

こんにちは♬
トランペット奏者・作編曲家のいわたけいこです。

ぴよこちゃん
ぴよこちゃん

けいこ先生、最近なんか調子が悪いピヨ。
音がどうやってもうまく出ないピヨ。
どうしたらいいピヨか???

いわた
いわた

ぴよこちゃん、そんな時はシンプルに考えられるといいよ。
楽器ってそもそもどうやったら音が出るんだっけ?

ぴよこちゃん
ぴよこちゃん

えっと・・・
「息が流れると音が出る」んだピヨね?

いわた
いわた

そうそう。
息が流れると楽器が勝手に音を出してくれる単純な楽器なんだよね。

トランペットは「息を流すと音が出る簡単な楽器です
というのをいつも生徒さんたちには言っています。

生徒さんたちの様子を拝見していると、だいたいにおいてこのシンプルな根本の部分ができていないように感じます。

もちろん振動しているのは自分の体の一部(唇)ですが、その振動はマウスピースに唇を当てて、息を流すと楽器が「勝手に」唇を振動させて音を出してくれます。

唇は楽器の一部で、基本的に音を出しているのは「自分の意志」ではなくて「楽器が勝手に」出してくれています。

そう、つまり振動は自分で作り出しているものではなくて、
楽器が作り出してくれている
んです。

この極めてシンプルな事実を忘れていると、音が苦しそうだったり、うまく音が出なかったりという減少が起こります。

トランペットを吹くために必要なトレーニングがあります。
それは、

・息のコントロール
・指のコントロール
・舌のコントロール

です。

この3つだけは、普段生活していて使わない筋力を使ったりするので、必ず日々のトレーニングが必要です。

でも、毎日楽器を吹いていれば身につく筋力とも言えます笑

ライブ配信で収録してるやつですが、この3つをトレーニングする内容の動画です。

調子が悪いなあと思う時、だいたいにおいてこの3つの原則のうちどこかに原因があったりします。

調子が悪い時の練習法の動画です。

この動画の中(8’00”ぐらいから)でも紹介していますが、息を楽器に単純に流すだけの練習っていうのをやってみるといいです。

その時にストレスなく流れていく息のイメージのままマウスピースをつけて吹いてみます。
唇で振動を自分から作ってしまうと息を止めてしまうので、音は出なくても大丈夫。

楽器がストレスなく吹ける状態っていうのはこの状態から音が出ることだというのを知っておくと、ストレスがかかっている状態だなっていうのも気付けるようになります。

また、レッスンではこのやり方に加えて、曲のフレーズをひとつの音だけで吹いてみたりします。
例えば、ドの音だけで全部吹いてみたりすると、意外と音の跳躍やスラーで音が上下する時に息を無意識に動かしてしまっていることに気付きます。

音の高さを変えるのはざっくり言うと「息のスピード」です。
息の角度ではありません。
それが息の角度があちこちに変わってしまうことで息がうまく流れたり流れなかったりという現象を引き起こします。

音の高さに影響されず、まっすぐ息を流し続けられる練習というのを一度きちんとしてあげると、その後譜面通りに演奏した時に全く息の流れ方が変わります。

(文面では伝わりにくいかもしれないので、また動画にしてみますね)

つまり、トランペットは「まっすぐ息を流してあげると音が勝手に出る楽器」という最初の結論に戻ってくるわけです。

もちろん原因が他にある場合もあります。
体調不良であったり、楽器の不調であったりすることもありますので、そのあたりも含め調子が悪い状態が続く場合は色んな面から観察してあげることも必要です。

でも、その他の原因出なかった場合、
まず「息がきちんとまっすぐ流れているか」ということにフォーカスしてみると、意外とすんなり解決するので、そこを考えてみるといいかもしれません。

ではまた。ばいば〜い!

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