【DIY】自室防音化計画#1

DIY

こんにちは♬
トランペット奏者・作編曲家のいわたけいこです。

このコロナ禍で自宅で録音したり練習することが増えました。
今のところ近隣から苦情は来ていないのですが、やっぱり気を使って雨戸を閉めてみたり、オープンで吹くのは極力短い時間で済ませています。

でもできれば日中だけでももう少し気兼ねなく吹きたいなあと思って、自室を防音化することにしました。
とはいえ、古い木造住宅ですし、賃貸なので

・できるだけ傷をつけることなく
・できるだけ外に音が出ない

ということだけを重点において防音化することにしました。

Contents

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ここで防音についての簡単な勉強

自宅防音に関して色んなブログやYouTubeを見ましたし、友人知人の防音対策を見ては質問攻めし笑、ひたすら情報を最初に集めました。
自分の部屋に何が必要で、どんな材料を使ってDIYするか。
あとはコスト面。
できるだけコストはかけたくないので、必要最低限のコストで最大限の効果が出るためには何を選んだらいいのか。

まず、それを考えるには防音に対する知識が必要なこともわかりました。

防音は
遮音+吸音=防音
なんですね。

まず遮音で外と室内の音の行き来をシャットアウトして、吸音は中から出る音を吸い込む。
なので、部屋の中から見て順に、
吸音→遮音→外
というようにしなければならないんですね。

よくある吸音ボードも表側がスポンジのようなもので吸音していて、それを外に漏らさないように裏側に遮音シートがついています。

一番の音漏れの原因の場所は窓

だいたいにおいて一番の音漏れは窓からだと言われています。

木造住宅の場合はそれ以外もありますが、やはり窓からの防音をするのが一番手っ取り早いです。

もともと私の場合完全防音をしたいわけではなく、日中練習や録音(あわよくば今後オンラインも含めレッスンなど)ができるといいなあというぐらいなのと、近隣の家が全て新築の家なので遮音性が高いということもあり、完全に外に出ないというのは無理だと思っています。(部屋の中に部屋を作ってしまえばいいんですけど)

なのでまず検討したのは二重窓。
その名の通り窓の内側にもうひとつ窓を作るということです。

でもこの場合、ガラスの代わりに使うのがポリカーボネイトなので、遮音性は遮音シート+吸音材には少し劣ります。
このような感じのキットもあります↓

部屋の気密性は上がりますので、音はだいぶ漏れないと思います。
比較的新しめの家であればこれでも十分だと思います。

でも私の仕事部屋、障子のある部屋なんです。
もともと和室だった部屋を洋室にリフォームしてあるので2つある窓の両方とも障子があるんです。
二重窓にするには障子をどこかに収納しなければならないし、レールを埋める作業をしなくてはなりません。
という訳で二重窓は保留・・・。

色々調べた結果、とりあえず窓の隙間テープをしてみることにしました。

めちゃめちゃ安いです笑
これで防音できたらしめたものです。
という訳で、まずはこのすきまテープを貼ってみました。

今思ったんですけど、窓に貼らないで窓枠に貼ればよかったんですよね笑
まあどっちでもいいです。

これに加えて、障子にもすきまテープを貼りました。
ものすごい動きづらくなりました・・・。

ちなみに無対策でいた場合の部屋の中の騒音は約87dBありました。
チューニングのB♭笑のロングトーンです。mf〜fぐらいの音量。

窓の外は76dBぐらい。

まあまあうるさいですね。っていうか娘にこれを測ってもらったんですが「普通にめっちゃ聴こえる」というのが最初の状態です笑

遮音カーテンをつける

とりあえずすきまテープはやったので、次は防音カーテンを取り付けることにしました。
これでかなり軽減するとのことだったので、ニトリに行きまして笑
遮音カーテンと、カーテンレールを二組買ってきました。

https://www.nitori-net.jp/ec/product/5641907s/?rc=set

とりあえず部屋のテーマが「白」なので白いカーテンを。
もともとカーテンレールがついていなかったのですが、以前の住人さんがカーテンレールをつけたと見られる痕跡を残していましたので笑、そこを活用してカーテンレールを取り付けました。

じゃじゃん。
この写真では少しカーテンレールが見えていますが、位置を調整しましていまはカーテンレールが見えないようにしてあります。
そして、このレールからも漏れるので、レールの上に余っている木材を置いてみました。

真ん中は洗濯ばさみで漏れないように留めています笑

さて、すきまテープと遮音カーテン、どれほどの効果があったでしょうか・・・。

約6〜7dBの軽減に成功しました・・・!

左上にだいたいの目安となる状況が表示されるのですが、
室内の最初の音量は「大声での歌唱」、室外が「車内」だったのに対して、すきまテープと遮音カーテンで「普通の会話」までに下がりました。
ご近所さんが会話しながら歩いてるのと同レベルまできました。

そして、室内での音の感じもかなり変わりました。
無駄な響きがなくなって、静かになりました。
が、外の音は普通に聞こえる感じでした。

いよいよDIY、はめ込み式の吸音ボードを作成

遮音カーテンでかなり軽減しましたが、まだまだ外に音はかなり聴こえています。
娘いわく「少し音がこもった感じになった」らしいです。

という訳で更なるステップに進みます。
今度は「窓にはめ込むタイプの吸音ボード」を作りました。

こちらです・・・!
お布団みたいですよね〜笑

これを窓枠にギューッとはめ込む感じです。

さて、これを説明する前にまず必要なものです。

・遮音シート(ダイケン)
・吸音マット(近くのホームセンターで購入)
・ベニヤ板などの板材、厚み5.5mmのものにしました
・布。できるだけ目が詰まったもの、ニット生地のほうが伸びるので便利かも

遮音シートはこちら。

防音化には必須アイテムの遮音シートです。
10mもあるので使い放題です。

この防音シート、めちゃめちゃ重たいんですが、切るのはめっちゃサクサク普通にハサミで切れます。なんなら手でも切れるぐらい簡単にカットできます。

ハサミでビューっといけます。
これで窓枠のサイズに切ります。

吸音ウレタンフォームもハサミでザクザクと切りました。
適当で大丈夫です笑

で、布は自宅にあったスウェット生地です笑
あるもので済ませました。
よくある吸音ボードはジャージ生地だと思います。

順番としては、布を裏側を上にして置いて、そのうえに吸音スポンジ、遮音シート、板材の順に重ねます。
それを布でくるんでタッカーで止めるだけです。

最初の写真の状態だと中身が下にずれようとしてるので、ダルダルな感じです。
シャキッとさせたかったので、布の上からタッカーでいくつか留めました。

こんな感じです。
横のリボンは外すときに引っ張る用です笑

窓のサイズピッタリで作ってしまったため、1枚めを作ったときに窓にはめ込んだら取れなくなるという事件が起きまして笑
2枚めは板材にヤスリを掛けて、吸音スポンジを少し小さめにカットしてみましたら取り外しやすくなりました。
リボンも付けたので、多分簡単にとりはずしできると思います(まだ外してない)

今回は障子をどけなくていいようにするために、右側の窓は障子を開けた状態で吸音ボードをはめこみ、そのまま障子を閉めて、左側のスペースにもう1枚をはめ込みました。

吸音ボードが互い違いになっていて、障子も少しだけ防音効果を期待して・・・という感じです。

そんな訳で、とりあえず片側の窓だけ吸音ボードを入れました。

さて、結果は・・・

なんと60.9dB!!!!!
室内との差は30dBぐらい、無対策の状態の外より16dBほど下がりました!
「静かな道路」にもなりました〜〜〜!

これ、まだ片側だけなのでもう一方の窓も同じ対策をすれば更に軽減しますし、壁にも吸音ボードをするとほぼほぼ夜でも吹ける感じになるかもしれません・・・。

ただ、ボードのつけはずしをしないと真っ暗になりますけどね。

結果:録音環境が良くなった

外への音漏れもかなり軽減しましたし、なにより部屋の中がとても静かになりました。
おかげで録音の環境もとても良くなりました!
音が響きにくくなりましたし、マイクで録るにはかなりいい感じになったと思います。

早速録音しました〜!

余計な響きや室内音がしなくなりました。
だんだん録音に関しても成長してきたなあと感じます笑
いままではなんというか金属音みたいのがしたんですが、おそらく部屋の反響音だったみたいですね・・・。

自宅防音化計画はまだまだ続きます!
今度は大きい窓の吸音ボード作成と、壁の吸音ボードですが・・・
少し先になりそうです笑

ではまた。ばいば〜い!

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