近道は確かにあるけど正解とは限らない

生き方、考え方

こんにちは♬
トランペット奏者・作編曲家のいわたけいこです。

私を含め多くの音楽家はレッスンをしたり、受けたりしています。
割合としてはクラシックは8割、その他のジャンルは6〜7割ぐらいでしょうか。
おそらく、誰のレッスンも受けずにプロになっている人はもっと少ないと思います。

レッスンを受けることでどんなメリットがあるのでしょうか?

私はレッスンの一番のメリットは「近道への行き方がわかる」ことだと思っています。

あくまで「行き方がわかる」だけの話です。
行くか行かないか、行けるか行けないかは本人にかかっています笑

この道を通ると、あの場所までは少し早くたどり着けるよ、というのがレッスンで、それを車で通るのか、徒歩で行くのかでは差があるのと同じです。

ただここでプラスして色んなことを考えられるとそれはさらに早く進むことが出来ます。

誰にも教わることなく、上手になる人も中にはいます。

こういうタイプの人達はどうしているかというと、
レッスンを受けなくても自分で近道を模索し、どの方向にどのように進んでいくのがいいいのかというのを常に考え、分析し、実行しています。

独学で色んなことをやっているタイプの人はこういう人が多いです。

ただ、そういうタイプの人がレッスンを受けるとどうなるか。

爆速で進歩する速度が早くなります笑

もともと自分で分析して考える能力のある人は、レッスンを受けて近道や選択肢を提示されると迷うことなくそこに突き進みます。

このように、レッスンはあくまで「きっかけを与える場」です。
近道を提示することは出来ますが、そこから先に進んでいく方向というのはレッスンを受ける側にもかかってきます。

そしてレッスンをする側もまた色んなタイプの先生がいます。

自分のレッスンのやり方を分析してどんどん違う近道を見つけていくタイプの先生もいますし、
ゼロから100まで自分にとって完璧な近道のレールに乗るようにするタイプの先生もいます。

でも、それが受ける側にとって必ずしも正解とは限りません。

遠回りをしたことで学ぶこともあれば、自分で道を切り拓いたところが正解かもしれません。
正解というのはその人によって違うのです。

いつもレッスンをしていてそういうことを考えます。
受ける側にとってできるだけ安全かつ迅速に進める近道を提示したいと思っているけど、それがその人にとって正解かどうか。
それはある程度のところで距離をおいて見ないとわからないこともあります。

昔の私は、自分の思う正解の近道をゼロから100までというタイプだったと思います。
でも最近は0から50ぐらいまで、としています笑
50ぐらいの時点で様子を見て、自分の価値観を軌道修正することもありますし、生徒さんが自分で選んだ道の中でまた枝葉をつけていくこともします。

レッスンだけでなく、自分の人生を進む道も、近道もあれば遠回りする道もありますが、その時その時に合った進み方をできるようにしたいなあと思う今日このごろです。

ではまた。ばいば〜い!

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