2025吹奏楽コンクール課題曲を吹いてみての感想

吹奏楽

こんにちは。トランペット奏者・作編曲家のいわたけいこです。

たまにはちゃんとトランペットの話を書きます笑

昨日、4/27(日)に【ブラスインスパイア静岡】のディレクターズバンドにて、今年度の吹奏楽コンクールの課題曲4曲を演奏してきました。
とりあえず全曲トランペット1stを吹いたんですが、まあ色々完走を曲ごとに書いてみようと思います。

I.祝い唄と踊り唄による幻想曲

今回譜読みが一番たいへんだろうな、と思ったのはこの曲。
とりあえず変拍子が慣れてない人にとってはものすごい大変です。
生徒のレッスンでもちょっと苦戦しました。

自分が吹いてみての感想は「変拍子さえなんとかなればあとはそんなに大変ではない」という印象。

ただ、課題曲4曲の中でトランペット的に難易度をつけるならこれは2番目に難しいかなと思います。

先に<自分的に>一番難しいなと感じた箇所はGの「ファミシー」のところ、その前のFからのリズムが5/8+2/4ときて、Gに入ると6/8+3/4になるので、つい5拍子2拍子で取りたくなってしまうことや、小節頭のアクセントが何気に難しい。
更に4小節目にクレッシェンドがくるので、4から5小節目にかけてブレスを取りたくないのに息が足りなくなったり。きちんと作戦を立てて練習して、ここは【記憶しておいて指揮を見る】という状態を作っておく必要があります。

結構このGの部分はトランペットで音楽が流れる部分があるので、裏のリズム隊を聞いて吹くより、自分たちで揃えておいたり指揮を見るようにしていったほうが結果的に推進力があると思います。

あと自分的に難しいなと思った部分はLの6/8+3/4(結局このパターンかい!笑)。
これ、4回出番があるんですけど、全部リズムが違うし、入るタイミングも違うんで【しっかり数を数える必要があります】
おいおい、自分プロやんけって思うかもしれないんですけど、ここの譜割りがちょっと実際に聞こえてくる周りの様子とマッチングしないというか・・・。
なんにしろ、しっかり8分音符のカウントをするのが一番乗り切れると思います。

もう一箇所、最後の手前のフェルマータ。
ここ、ビックリします笑
「おいおい、1人やんけ!」
ってなります。
で、どこまでフェルマータしていいかも考えちゃいます。
なのに、フォルテ3つも書いてあって。あらあらまあまあ。
でもここは、気持ちよく吹きたい方にはおすすめです笑
ソロ大好きな方にもおすすめです笑

さて、トランペットセクション的な目線でいくと、この曲、課題曲では何年ぶり・・・?初めて・・・?2パートしかないんですよね。

昨今少子化で人数も減ってるので良いと思うんですが、人数の多い学校はちょっと考えて選びたい感じですね。
自由曲で人数いっぱいの曲を演奏する団体がこの2パートを3倍管、4倍管で吹くのかと思うと・・・なかなか・・・笑
個人的には2倍管ぐらいが限界なんじゃないかなあと思うんですが。
冒頭のAの唄の部分はちょっと2人でユニゾンで演奏するの大変なんじゃないかなあと思いました。
まあ上手な学校なら難なくできるんでしょうけど。

おそらく、Dからの速い部分は全然余裕だと思うんです、正直。覚えてしまえば吹けると思うんですが、このAを美しく演奏するためには徹底的に【歌わないで演奏する】というのをやってみると良いと思います。
まず、書いてあるとおりに演奏するっていうのがとても大切。

どのタイミングで、どこにむかってクレッシェンドをしてデクレッシェンドをするのかをきちんと計算する。感覚でなんとなく歌ってるみたいに演奏すると、確実に後押しになったりダサくなります。

まあ、この部分に関してはちょっと動画そのうち撮りますね。

ここを攻略するには、息のコントロール、指の動かし方、リップスラーの考え方をきちんと知っておくことが必要です。

まあ何にしろ課題はいっぱいあるのが課題曲ですからね、簡単に攻略はできないようになってます笑

ただ、この曲に関してはある程度ノリと勢いで後半はなんとかなるので、譜面さえ覚えてしまえば楽しいんじゃないかと思います。

次回は2番について書こうと思います〜。

参考にはならない私の感想でした笑


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