音楽家って楽しいよって胸を張って言いたい

生き方、考え方

こんにちは♬
トランペット奏者・作編曲家のいわたけいこです。

クラシック音楽業界 感染拡大で損害の補償など 国に要望 | NHKニュース
新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、コンサートの中止が相次ぎ、事業者や演奏家が収入を断たれ困難に直面しているとして、…

新型コロナウイルスの影響で仕事が激減した音楽家やクラシック音楽事業をしている会社などの救済措置を、と国に要望を出したようですね。
私の周りも実際演奏の仕事、レッスンの仕事、とても影響を受けている方が多いようです。

このニュースに関してのコメントがまあ、そうですね、「苦しいのは音楽家だけじゃない」とか、「そもそもその職種を選んだ自己責任じゃないか」とか、厳しいご意見が多いんですけど。

音楽はもちろんのこと、演劇、芸能、芸術全般は華やかな世界ですけど、おそらく色んな職種の中で自己投資額に対しての回収率っていうのはとても低い世界だと思うんです。
別にみんながみんなアメリカンドリームを狙っているわけでもなく、ただ愚直に自分の価値を高めて、それを生活できるだけのお金を得るための手段としています。

昔に比べたらだいぶ回収率が上がってきているとは思いますよ。
音楽に関する職業も増えましたし、表現できる場も増えました。
あとはそれこそ本人次第のところもあると思います。

多分ほとんどの音楽家は、国の支援を積極的に受けたいと思っているわけではないですし、それを当てにしている訳でもありません。
一時的に生活保護を受けるという手段を選ぶ人も少なくはないんじゃないかと思います。

まあこの話についてはキリがないのでいいとして、クラシックの音楽家ってどうやってなるのかっていうのをちょっとお話したいと思います。

Contents

スポンサーリンク

音楽大学ってどんなところ?

クラシックの音楽家になるためにはいくつか方法があります。

1.音楽大学に進学する
2.独学やレッスンで研鑽を積み自身をプロモーションする
3.国内や海外のコンクールで入賞し話題性から仕事を獲得する

ぐらいでしょうか。
クラシックの音楽家は大半が音楽大学に進学するか、大学に行かないまでも海外で研鑽を積んだり実績を重ねて仕事としています。
もちろん、大学入学前に様々なコンクールなどの受賞歴があればそのままデビューする方もいますが、本当にごくわずかです。

では、大半が音楽大学に進学したとして、どうやって仕事にしているかと言うと


1.コンクールなどで入賞しオファーをもらってデビューする
2.オーディションなどを受けてオーケストラなどの団体に所属する
3.大学や交友範囲で得た人脈などから仕事を獲得する


という感じです。
1や2にすればいいじゃん!と思う方もいるかも知れませんが、それは全国にたくさんある音楽大学全ての学生のなかの本当に小指の先程のごくわずかの人たちです。

もちろん、1や2を目指して研鑽を積んでいる音大生がほとんどですし、あとはそこからどういう進路に進むかにもよります。
演奏家の道を選ぶ人もいれば、学校の先生であったり、音楽に関係する業種に就職する、または音大で専門的に勉強はするけれど一般企業に就職する方もたくさんいます。

音楽大学は、1や2を目指すために必要な知識を勉強し、より専門的なレッスン、そして実践の場を学生に提供し、スキルを磨いていく、そんな場です。
就職のあっせんもしてくれますが、当たり前のことですが就活する学生が少ないので自分からそれを選んでいかないと大学側も積極的には動いてくれません。
なので就活シーズンの雰囲気はずいぶん違うと思います笑

ではどうやって大半の音大生たちが音楽を仕事にしているかというのを次の項目に書きますね。

仕事を得るのは運と人脈

たまに「どうやったら楽譜出版できるの?」って聞かれるんですが、完全に私の場合「運」です。
正確に言うと「運」と「ご縁」です。
でも「発信」と「積み重ね」があってこその運とご縁なので、本当に発信大事です。
どこで何があるかわからないから。
音楽家は発信あるのみ。

私の場合ですが、仕事は全て「ご縁」で成り立っています。
色んなご縁が重なって、お仕事をさせていただいています。
前時代的なんです、音楽の世界って。
もちろん、最初は運だとしてもそこからちゃんと積み重ねをしていかないとダメですが、それはきっとどの業界でも同じだと思います。

でも最近は「発信」という新たなツールが誕生しました。
この20年で発信に関してはものすごい伸びていると思います。

発信したとはいえ、やはりそこはご縁をつないでいかないといけません。
重ねて言いますけど、これは本当にどんな仕事でも一緒だと思います。
違うのは組織に属していない完全にフリーランスなので、「つながり」を大切にできない人は仕事をすることができません。
「つながり」と「行動」が重要になってきます。

発信の重要性

私は気になる人、気になるものがあるとすぐにスマホを開きます。
そして、すぐにその情報を得るために検索します。
例えば、ちょっとお洒落なカフェを見つけて、「おっ、ここどんなメニューで価格ってどのくらいなのかな。定休日は?」と思うといてもたってもいられなくなって検索します笑

まだ検索ができない時代の時、お店のBGMを聞いて「これいい!」と思ったものは店員さんに聞きに行ったりしました。
それがいま手元でできるんだから、いい時代になりましたよね〜。

でも、パッと調べても何も出てこないと、「うーん、どうしようかなあ〜」と思います。
やはり決め手がないと人って迷うんですよね。

なので、例えば音楽家が街中で演奏をしているのを聞いた時、「あっ、この人いいな。普段どんな活動してる人なのかな?」と思って名前を検索したりっていうのも十分にあることなんですよね。

音楽家って前述の通り、大学を出たら本当に野に放たれるというか笑
つながりを作れないとただ楽器を練習してバイトしてっていうようにしかならないんです。
なので、やはり表現者である以上、どんどん発信していかないと仕事に繋がりません。
それがコンサートやライブなどはもちろんですが、今はSNSや動画配信などツールがたくさんあるので、そこで繋がりを作るのもまた1つの方法なのかもしれません。

仕事はそのへんには落ちてないし降ってこないので、獲得するためにはやはり行動が大切になります。

音楽家って楽しいんだよと胸を張って言いたい

いま、Twitterをのぞくと「暇を持て余した音楽家たちの遊び」を見ることができて楽しいですよ笑
世界を飛び回るソリストさんが練習動画を配信したり、ものすごいスペシャルな演奏を見ることができるので、ちょっとしたご褒美みたいな気分になります。
実際暇を持て余してるというか、色々大変だとは思うんですが、そういうマイナスなものもプラスに変えて素敵な演奏を無料で提供してくれるって本当にすごいことだと思います。

でも逆にクラシック音楽を聞いたことがない、興味がない人たちにも届くので、そこで「クラシックも楽しそう」と思っていただけると本当に嬉しいです。

逆境でも音楽をやめない音楽家たち。
本当に尊敬します!
ちょっと映画「タイタニック」の音楽家たちを思い出しました。

日本にもたくさんの素敵な音楽家たちが存在します。
そして音楽家を目指す若者もたくさんいます。
音楽家は、人を喜ばせるのが大好きな生き物です笑
たくさんの人を笑顔にするために日々自分と向き合い、研鑽を積んでいます。

そんな仕事もあるんだなって知ってもらえると嬉しいです。
私は、こうやって今自分を表現して人に喜んでいただけている仕事ができているということをとても誇りに思いますし、この仕事がとても好きですし楽しいです。

どんな仕事であれ、それは誰かの役に立っています。

音楽は娯楽かもしれないけれど、それで誰かが幸せに感じてくれるのであればそれも立派な職業だと思うのです。
いま、こういう大変な時期で、色々と思うことはありますが、みんなが支え合って笑顔になる社会になるといいなあと思っています。

ではまた。ばいば〜い!

コメント

タイトルとURLをコピーしました