こんにちは♬
トランペット奏者・作編曲家のいわたけいこです。
プラクティスミュートを買ったんでそれをつけて練習してるんですが、すぐバテてしまうしなんだか調子が悪くなっている気がするんです。やっぱりどこかを借りて練習するしかないんでしょうか?
プラクティスミュート、最近すごく売れてるそうです。
コロナの影響で外出できないので家で練習したいと思っている方も多いですよね。
種類もたくさんありますし、自作することもできますし、最近ではすごく手軽に入手できると思います。
今日はプラクティスミュートでの練習の仕方、おすすめのプラクティスミュートなどをご紹介します。
プラクティスミュートで練習する時に気をつけたいこと
まず最初に、プラクティスミュートで練習する時にひとつだけ気をつけなくてはいけないことがあります。
上に書いた生徒さんの質問の事なのですが、プラクティスミュートで練習すると、どうしても「頑張って吹いてしまいがち」になります。
音が小さくなるのもそうですが、吹きごこちなど、通常のときと大きく変わります。
最近では吹きごこちがあまり変わらないものも出てきているので、そういうタイプのものを選ぶのがいいと思います。
昔よく使っていたプラクティスミュートは、ストレートミュートに穴を数箇所明けたようなもので、ストレートと違うところはコルクがガッチガチに巻いてあって音が外にもれないようになっているものでした。
まあこれが苦しいのなんのって笑
聞こえてくる音もピッチが高いですし、吹けば吹くほど苦しいし、難儀しました。
どの種類を使っていても共通して言えることは、
・いつもと同じ息の量、力加減で吹くこと
・聴こえてくる音ではなく、どう吹きたいかを明確にイメージすること
だと思います。
やはり、耳から入る情報を頼りにしてしまうとどんなに吹奏感のいいミュートでも音が小さいですから、無理に吹いてしまいがちです。
音量に関してはモニタリングタイプのミュートを使うとして、まずは自分の感覚にしっかり目を向けることです。
たびたびこのブログの中でも書いていますが、まずは「どういう息の使い方をして、どういうタンギングをして、どういう体の使い方をしたいかを明確にイメージすること」が重要です。
耳で聞こえる情報というのは、それらをイメージするより後のことになるので、まず最初にしっかりと自分の感覚に向き合うことが大切です。
自分の息の使い方などにしっかり注意して練習してみると、プラクティスミュートでも調子を崩すことなく練習できるようになります。
プラクティスミュートを選ぶ〜モニタリングできるタイプ
では、実際にプラクティスミュートってどんなものがあるかというのを見ていきましょう。
やはり、1番のおすすめはヤマハのサイレントブラス。
あ、今ピンクもあるんですね〜。かわいい。
メリットとしては、
・消音性がしっかりしている
・ヘッドホンで実際の音に近いものをモニタリングできるからストレスがない
・ほぼいつもどおり練習できる
ということです。
消音性はもちろんですが、ヘッドホンで音をモニタリングできるというのはすごく大きいと思います。
ちょっと響いた音に変換とかもできますし、実際に出ている音を聞くことができるのは「いつもどおり吹く」ためには欠かせないと思います。
うまく使えばカラオケ音源と合わせてやるとか、そういうのもできたと思います。
機械であることの強みですね。
デメリットとしては、
・値段が高い
・機械なので持ち運びする時ちょっと荷物になる
・モニタリングした音でイメージしていると実際吹いた時ちょっと違和感を感じる
ということが挙げられます。
プラクティスミュートの相場の中でも3倍ぐらいお値段が違います。
機械なので仕方ないんですが・・・
値段なりの価値はありますが、ちょっと気軽に買うっていう額ではないかなというところです。
コスパとしてはいいと思うんですけどね。
あとは、モニタリングした時に響きをつけていると、実際吹いた時に響きがなくなるので毎日ずっとその状態で練習していると違和感を感じることもあるようです。
でも、デメリットを入れてもメリットのほうが勝つと思う商品です。
私もまず最初に生徒さんにこれをおすすめしています。
ずっとモニタリングタイプはサイレントブラスが独占状態でしたが、今はこんなものもあります。
これもモニタリングできるようですね。
モニタリングなしタイプのミュート
サイレントブラスが一押しですが、モニタリングしないタイプのミュートもおすすめはたくさんあります。
選ぶポイントとしては、
・音程(ピッチ)が比較的いいもの
・抵抗感(苦しい感じ)が少ないもの
・重量が軽いもの
だと思います。
意外と重さって大事で、ワウワウミュート(ハーマンミュート)とかって着けてると重いんですよね。
短時間ならいいんですけど、長時間だとベルが重たく感じてフォームが崩れてきます。
それなりの筋肉のある方ならいいと思うんですが笑
プラクティスミュートの場合、通常オープンで吹いているときとあまり差がないもののほうがいいです。
選ぶ時に重さも比較してみるといいと思います。
音程、抵抗感(吹奏感)に関しては実際吹いてみないとわからない部分もありますよね。
なので、比較してみたサイトを探してみました。
島村楽器さんのレビュー↓
あと、たぶんもう少ししたら岡山の服部管楽器さんのほうでプラクティスミュートの比較動画が出ると思いますのでそちらを見てみるといいんじゃないかと思います。これが最新です笑
Amazonや楽天で気軽に手に入るものでおすすめはこれ
トランペット奏者である奥田敏雄さんが開発されたミュートなので、実際にトランペット吹きが欲しい!と思うかゆいところに手が届くミュートだと思います。
あと最近気になっているのはUPMUTEというもの。
お値段はそこそこしますが、これもトランペット奏者さんたちがおすすめしてます。
おそらく、今現在市販されている中で1番評価が高いのではないでしょうか。
DACさんで取り扱っているようですね。
私が使っているのは、ASKS Windsさんで取り扱っている「えーみゅ〜と」です。
ハンドメイドのプラクティスミュートです。
なんと、このシリーズ、ピッコロトランペット用もあるんです・・・!
私時々ピッコロトランペット練習するので、これは助かります。
ハンドメイドですが、消音性もしっかりしていますし、音程も吹奏感もいいです。
何より、お値段が安い・・・!
ちなみに、私はこのミュートで真夜中に練習したりしますが、全然外には聴こえていないようですし、家の中でもドアで仕切られているとあまり聴こえないようです。
軽さで言うと、ベルを布などで囲ったようなタイプのものもいいかもしれません。
これも私の友人知人でオススメする人が多いです。
消音性もかなりしっかりしていますよ〜。
どのミュートでも、とにかく最初に書いたとおり「自分がどういう風に吹きたいのか」というのをしっかりイメージするようにするのが大切です。
それができると、プラクティスミュートでの練習はタンギングのイメージがつかみやすかったり、音が当たりやすかったりかなりメリットが大きいです。
自分にあったミュートが見つかるといいですね。
ではまた。ばいば〜い!
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