こんにちは♬
トランペット奏者・作編曲家のいわたけいこです。
楽器が自由に吹けること・・・これは一生の課題です。
私も常にこれを思いながら練習しています。
楽器が自由に吹けることってどういうことでしょうか?
・指がまわること
・音域が広がること
・タンギングが速いこと
・音量が幅広くなること
なんとなく、このあたりのことを差しているような気がします。
でも、これって「トランペット」っていう楽器のカテゴリ内でしか考えられていないことで、本質はもっと大きなところにあると思うんです。
それは、
「自分が声に出して歌えること」
何じゃないかと思うのです。
声に出して歌うことができれば、音も正確になるし、指は声とセットで練習するとしてもそれをすることで運指を覚えるし、タンギングは結局声に出せないことにはできないし、音量だって声の音量が自由にならないと息の使い方ってわからないと思うのです。
表現だって同じ。
声って、多分だいたいの人にとっては一番長く使っている表現手段だと思うのです。
だから声に出せるものは楽器で表現することっていうのは可能だと思うのです。
音域にしても、声の声域を広げると身体の使い方がわかります。
高い音、低い音、どちらも声で音域を広げる練習をしていくと、楽器の音域にも直結していきます。
声の音域もちゃんと上げられるんですよ。
私、割と声が低いほうなんです。
でも、受験の時に教わっていた声楽の先生に「ソプラノにしましょう」って言われてびっくりしたんです。
だって高い声出ないのに。
そして、声楽の先生に色々教わっていたら、見事に高い声が出るようになったんです。
だからトランペットの音域も同じことだと思ってます。
もちろん、もともと出せる限界っていうのはある程度あるんですけど、身体の使い方によってはある程度の高い音は出るし、ちゃんと表現することができます。
「楽器」っていうひとつのところにあまりこだわりすぎると、本質的なものを見落としがちです。
楽器を演奏するのは自分自身。
自分がもっと表現できるように色んなものを取り入れ、試し、実験しながら考え、知識を吸収し、勉強していく。
つまり自分が成長すれば、楽器も成長していきます。
楽器だけじゃなくて自分の中身もどんどんアップデートしていけると、それは楽器が自由に演奏することができるきっかけになるんじゃないかなと考えます。
だから楽器を自由に吹くためには、まず自己研鑽が大事。
なんて思ったりしました笑
ではまた、ばいば〜い!
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