こんにちは♬
トランペット奏者・作編曲家のいわたけいこです。
先日生徒さんのレッスンをして「リズムのとり方がわからない」という話になったんですね。
そもそもは「タタータタタータ」のリズムだったんですが、
楽譜の書き方として2拍目と4拍目がわからない書き方になっているんですね。
↓画像1番上の表記です。
1拍目と3拍目はわかるけど、2拍目と4拍目は4分音符の中に含まれてしまっているからわかりにくいですね。
それを拍頭をわかりやすくしたのが2段目の表記です。
でもこの書き方だとちょっと音の長さのイメージがしにくいんですよね。
そう考えた結果が1段目の表記の仕方なんだと思います。
まあこんな感じで楽譜には「拍がちょっとわかりにくいけど長さとしてはわかりやすい表記」というのがたびたびあったりします。
私も楽譜を書く時に少し気をつけていたりしますが、小節をまたいでの表記とかとても数えにくかったりしますよね笑
同じように拍がわかりにくいのが3段目のいわゆる「2拍3連」というやつです。
4分音符2個の中に4分音符を3つ入れるという三連符ですね。
よくあるのは、4分音符1つの中に8分音符を3つ入れる三連符ですが、この2拍3連もちょいちょい曲の中に出てきます。
割とこの2拍3連を「割り切れないから」と感覚で取っている生徒さんも多いですが、
2拍3連は割り切れます笑
右側の○で囲ってあるところに書いてある4分音符1つの中に8分音符の三連符が含まれているのは先程説明したとおりですが、
これを2拍(4分音符2個)に当てはめれば全部で三連符の8分音符が6個になります。
6を3で割ると・・・2ですよね?
なので、一番下の段のように取ってあげればいいんです。
下記はスウィングのリズムの時の考え方です。
スウィングは常に三連符主導で動いているので、全て8分音符の三連符で細かく頭の中でリズムを流しておく必要があります。
「3」だと思いこむとどうしても「2」でカウントするのは難しいのですが、
「2」で感じられるようになれば2拍3連は難しいことではなくなります。
割り切れない連符は5とか7とか奇数のものですが、それは本当に何度か経験していくうちに「ほぼ均等」という感じにしていくしかないですが、
2拍3連は全然割り切れますので、きちんとここが理解できるとより正確に演奏できるようになります。
是非試してみてくださいね。
ではまた。ばいば〜い!