こんにちは♬
トランペット奏者・作編曲家のいわたけいこです。
ー前回までのあらすじー
この春から吹奏楽部に入ってトランペットを始めようと思っていたぴよちゃん。
前回は「息のコントロール」のトレーニングをしました。
さて、できるようになったでしょうか?
まだ緊急事態宣言で学校が始まらないぴよ。
息のトレーニングはわかったけど、早く楽器が吹きたいぴよ。
そうだねえ、楽器吹いてみたいけど・・・すぐに手に入るものでもないしね〜。
今日は「エア・トランペット」に挑戦してみよう!
エアトランペットのすすめ
よく「エアギター」とか「エアドラム」って聞きますよね。
そう、ギターを本当に弾いているような弾きまねとか、ドラムを本当に叩いてるみたいな、つまりいわゆる「モノマネ」です笑
でも、あれって、本当に上手な人って運指があっていたり、ドラムなら叩いている場所なんかも本格的にドラムの位置だったり、足もしっかり動かしていたり、「リアル感」がありますよね。
多分本当に楽器そのものをやっている人のほうがよりリアル感が出せるんだと思うんですよ。
トランペットも「エアトランペット」ができるようになったら、いざ楽器を持った時にカッコよくできちゃったりするかもしれませんよ?笑
実は私の練習のほとんどがこの「エアトランペット練習」だったりします。
詳しくは譜読みの記事に書いてありますが、音を出さない練習を一番重要視しています。
私が普段楽器をスムーズに吹けるようにするためにしているのは、
・音を出さないで音名を歌いながら指を動かす
・音を出さないで発音を声に出しながら指を動かす
・音と声を出さないで息と舌の動きを確認しながら指を動かす
この3つです。
たまにライブ配信で「変態トランペッター練習」というのをやっていますが、ここでも歌いながら練習したりしています。
早く音を出したい気持ちはとってもわかりますが、まず今手元に楽器がない場合はこのエアトランペット練習をしてみましょう。
いざ楽器を持った時にイメージ通りにできるようにトレーニングしてみましょう!
まずは運指を覚えよう。
まず、トランペットのどこのピストンを押さえると何の音が出るかというのを覚えましょう。
せっかく音が出せても、色んな音が出ないと意味がありません。
まず最初に覚えるのは楽器の音の出し方よりも、指を覚える必要があります。
トランペットの音を変えるためのピストンバルブは3つ。
この3つを組み合わせを変えて音を変えます。
マウスピース側から1番、2番、3番ピストンと呼び、1番はひとさし指、2番は中指、3番はくすり指で押さえます。
(楽譜の読み方は検索すれば色々出てくると思うので今日は省略します)
まず、ド(最初から数えて7つ目の音)は何も押さえません。
そこからシャープのついている場所は飛ばして「ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ド」の指を確認してみましょう。(丸をつけたりするとわかりやすいかもしれませんね)
何も押さえないのをゼロ(0)として、下から0,13,12,1,0,12,2,0という順番です。
まずはこの表を見ながらでいいので、「ド」と声に出したら手をパーに、「レ」と声に出したら右手のひとさし指とくすり指を親指にくっつけます。※写真参照
この要領で、声を出しながら手を動かしてみてください。
まずは運指表をみながらでいいので、必ず声と一緒に指を動かしてみてくださいね。
上りが出来たら、今度は下り、1オクターブを行って帰ってが運指表を見なくでもできるようにしましょう。
いきなりシャープなども含めた全ての指で半音階でもいいですよ笑
とにかく「音の名前と指」をセットで覚えられるようにしましょう。
では挑戦、エアトランペット!
写真のように構えてみましょう。
楽器を左手で持っているイメージ、右手の親指は指を押さえるための軸となるので左手の親指で支えてあげると右手の指が動きやすくなります。
そしてまずは先程やったように音の名前を声に出して指を押さえながら、
「ドーレーミーファーソーラーシードー、ドーシーラーソーファーミーレードー」
とやってみましょう。
次に、音の名前は頭の中で言って、息をフーーーーーっと伸ばしたまま同じことをしてみましょう。
息は1オクターブ上がりきるまでひと息、上のドまで行ったらブレスをして、下りでひと息です。
そしてそれをどんどん早いテンポでできるように練習してみましょう。
ドレミがわかる曲だったら挑戦してみるのもいいかもしれません。
かえるのうたとか、メリーさんの羊とか、チューリップとかちょうちょとか。
簡単なものでいいんです。
まずはドレミを言いながら指を押さえて息を出す練習をしてみましょう。
けっこうこれだけでも頭も体力も使うのでいい運動になるかも?ですよ!
まずはめざせ!エアトランペッター!
ではまた。ばいば〜い!
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