【トランペット】ウォーミングアップとクールダウンって必要なの?

トランペット

こんにちは♬
トランペット奏者&作編曲家のいわたけいこです。

生徒さん
生徒さん

ウォーミングアップとかクールダウンってやったほうがいいんですか?
それって必要なんですか?
やり方があったら教えてほしいです。

たまにこんな質問をいただきます。
確かにウォーミングアップとかクールダウンっていう言葉は耳にしますが、実際にその内容にしっかり着目していたりそれに関する書籍って少ないですね。

今日はウォーミングアップとクールダウンについて書こうと思います。

Contents

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ウォーミングアップは必要です。その理由。

結論から言うと、ウォーミングアップは必要です。
クールダウンも場合によっては毎日必ずやった方がいいと思います。

では何のためにウォーミングアップが必要なのでしょうか?

スポーツをする時に必ず「柔軟体操」や「予備運動」というのをしますよね。
その目的は「怪我をしないようにする」ことであったり、「これから身体を動かすために血液の循環を良くして体を温める」などです。

楽器はインドアではありますが、身体を使うのでやはり少し予備運動的なものもしたほうが、ベストなパフォーマンスをすることができます。

呼吸の面だけでなく、全身をほぐすようなつもりでウォーミングアップをすると、更に効果が高いと思います。

【ステップ1】ウォーミングアップ おすすめの方法5選

では実際にトランペットを吹く前にどんなことをするといいか、おすすめのウォーミングアップの方法を紹介していきます。

①ストレッチをする
いきなり楽器と関係ないこと?と思わないで下さい。
ストレッチはとても大事です。
簡単なストレッチで大丈夫。ラジオ体操などでもいいと思います。
軽く腕を回したり肩を回したり、首のストレッチなども効果的です。
楽器は同じ姿勢でずっと演奏するので、演奏の合間などにもストレッチをしてみるのをおすすめします。

②深呼吸をする
これもまだ楽器を持ちません。
大きく息を吸って、長く吐くことを意識します。
肋骨を大きく広げるような気持ちで、口と鼻両方から吸い込むような感じで息を吸い、
吸ったスピードと同じスピードでゆっくりゆっくり吐いていきます。
吸うのは3秒、吐くのは7秒ぐらいのつもりでゆっくりと。

③声を出す
まだまだ楽器にたどり着きません。
声を出すことにより声帯近辺の筋肉がほぐされます。
1曲好きな曲を歌うでもいいですし、「アーアーアー」などを裏声で出したりするのもいいと思います。

④楽器を構えて、マウスピース無しで息を流す
楽器は構えますが、マウスピースはまだ楽器に装着しません。
マウスパイプを軽く唇で挟むようにくわえて、先程の深呼吸と同じような呼吸で息を流します。
楽器のすみずみまで息が流れているのを感じながらやってみてください。

⑤マウスピースをつけて息を流す
マウスピースを装着し、いつも楽器を吹いているときのフォームで唇をマウスピースに当てます。
そのまま音を出そうと意識せず、ただただ④と同じように息を流してあげて下さい。
音が勝手に出始めるので、安定するまで続けます。
音は何の音でもOK。

これでウォーミングアップは完了です。

生徒さん
生徒さん

なるほど、音を出すというより身体を目覚めさせるような感じなんですね。
でも、よく皆さんがやっているような、なにか音を出してやるメニューってないんでしょうか?

いわた
いわた

ですよね笑
そう思って音を出しながらやるウォーミングアップのメニューを紹介しますね。

【ステップ2】音を出してのウォーミングアップ

では、ステップ1ができて身体が温まってきたところで、実際に音を出しながらのウォーミングアップをしていきましょう。
ステップ1の内容は時間があれば全てやった方がいいですが、全部をやらなくても大丈夫です。
ただし、最後の⑤だけはやった方がいいかもしれません。その延長線上での内容になります。

まず、これをやっていきます。
ステップ1の⑤の方法と同じで、音を出すことを意識せず、息を流すことを目的としてやりましょう。
音が出て安定したら次の音へ移動する、というような気分で。
拍どおりでなくて大丈夫です。

最後まで行ったら、今度はそれを逆に読んでド→レ♭というように上行系もやります。
ウォーミングアップに限らず、基礎練習などはできれば下降系と上行系の両方を1セットとしてやると効果的です。

息をスーッと流した時に最初に出た音がこの楽譜の最初のドであったならば、こちらの楽譜を使用してみてくださいね。

今度は音域を広げていきます。
徐々に音の間が広がっていきますが、基本的なフォームは崩さないように。
フォームについてはまた後日書きますが、「音が出しやすいフォーム」というのをどんな音域になっても崩さないようにするのが大切です。
これも下降系から始まり、また逆読みして上行系も同じようにやります。

最後は下がって上がるトレーニング。
スラー1つに付きひと呼吸で。
こちらも逆読みして下から上まで行きます。

どれにも共通するのは、息を流すことに注力すること、そして音量は極力小さめでいいと思います。mp〜mfぐらいのつもりで。

生徒さん
生徒さん

ありがとうございます、やってみます!
ちなみにクールダウンってどういう時にするものなのでしょうか?
毎日必要ですか?

クールダウンについて。

クールダウンは人によって必要な人と、そうでない人に分かれます。
寝たら元通りだよ、という方もいれば、しっかりクールダウンをしないとダメだなあというタイプの方もいらっしゃいます。

私はある一定の条件になったときだけします。
それは、
・長時間のリハーサル
・翌日早起き
の時です。
きちんとした睡眠が取れないと、翌朝の唇の状態が少し熱を持っているような感じになったり、ヒリヒリしたりするので、この条件のときだけします。

内容は先程書いたウォーミングアップの内容と同じです。

ウォーミングアップもクールダウンも目的は同じです。

どちらにしても、目的としては
・体をほぐす
・一番リラックスして吹けるフォームを整える
ということが挙げられます。

クールダウンも、演奏した最後にやるだけでなく、自分がフォームが崩れてきたなと思った時にやってみると、フォームが整ってまた調子良く吹けるということもあります。

YouTubeに実際にこのウォーミングアップを吹いてみた動画を上げています。
参考に見てみてくださいね。

ではまた。ばいば〜い!

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