吹奏楽における「ポップス」の吹き方

トランペット

こんにちは!
トランペット奏者・作編曲家のいわたけいこです。

吹奏楽においてジャズもロックも色々全て「ポップス」に分類されるんだけど、それぞれのリズムによって吹き方っていうのは全然違うんだよね。
最近の曲で多いのはシャッフルのリズムだけど、これが取れない人が多い気がする〜。
ジャズの跳ねるのともまた違うし。
それぞれのリズムの特徴を掴めるといい

吹奏楽を経験したことのある方はわかると思いますが、吹奏楽をやっているとジャズもラテンもロックもJ-POPも全て「ポップス」というジャンル分けになります。

この「ポップス」と呼んでいるものは「クラシック以外」という意味になります。

このポップスというくくりは、全く同じ吹き方ではなく、それぞれ全く違う特性があるのでその違いを表現していかないとなりません。

もちろん、クラシックも色んなジャンルがあります。
現代のクラシックと200年前のクラシックでは吹き方も全く違いますし、作曲家によっても吹き方は変わってきます。

同じようにポップスも吹き方がそれぞれ違い、クラシックよりもジャンルが多岐にわたるため、より細かいニュアンスの表現力というのが必要になってきます。

ジャズもロックも演歌もポップスに分類されますが、それぞれ全く違う吹き方をします。
でもそれを知って実践するだけで「ニュアンスの手持ち」というのが増えます。
ニュアンスの手持ちを増やすためには色んな発音・表現ができなければならず、そのためには普段からの基礎練習がとても大切になってきます。
基礎練習をきちんとやっていると、柔軟性ができるので、様々な息の使い方、舌の動かし方などができるようになります。
なので「自由に使える息」「自由に動く指」「自由に動かせる舌」のトレーニングが必要なのです。

毎週歌謡曲をYouTubeにあげている柴田さん。
すごくパワフルだったり繊細だったり色んな表現のできる方です。

その柴田さんのツイート。

Swingも安易に跳ねれば良いものでもない。 NSIBから出てるジャズでいえば シングシングシング サウスランパートストリートパレード A列車で行こう この3曲でもテンポの話ではなく跳ね方が全部違う。 それくらい奥が深いのです

そうなんですよね、ジャズはクラシックに比べると歴史は浅いですが、ジャズ自体もいまやクラシックに分類できるぐらい時代の変遷とともにスタイルが変わってきています。

なので、曲の時代や元の演奏によって吹き方は変えなくてはなりません。
例えば、

ビッグバンドジャズひとつを取り上げたとしても、グレン・ミラーの吹き方とデューク・エリントン、カウント・ベイシー、ベニー・グッドマンなどでもそれぞれ全く特性が違います。

同じアメリカのビッグバンドでも、白人系バンドと黒人系バンドでは吹き方が違ったり、ヨーロッパのビッグバンドはまた違うスタイルです。

ビッグバンドを始めた頃、カウント・ベイシーの曲を演奏したときに本当に苦戦しました。
でもそこで「ジャズの基本的な吹き方」というのを学ぶことができました。
ベイシーが全てではないんですが、その演奏スタイルっていうのはすごく他のジャズの中にも通じるものがたくさんあります。

余談ですが、ベイシーといえば名作曲家であり名編曲家であるサミー・ネスティコさんが亡くなったそうです。。。
大好きなアレンジャーの1人だったのでとても残念です。。。

Switch in Timeも大好きだな〜。
他にも大好きな曲、たくさんあります。

閑話休題、グレン・ミラー・オーケストラはビブラートが特徴的ですね。

そう、こんな感じで同じビッグバンドジャズでも吹き方が全然違うのです。

最近の曲で多いのは16部音符が跳ねる「シャッフル」というリズム。

米津玄師のLemonとか。彼の曲はシャッフル多いですね。

これはスウィングが8部音符が跳ねるのに対してシャッフルは16部音符が跳ねます。
(※ご指摘をいただきました、8分音符が跳ねるタイプもあるそうです。演奏の仕方が違うのはシャッフルは3連符を均等に短く、スウィングは三連符の3つ目にウエイトが来る・・・という感じでしょうか。ニュアンスの違いって感じです。)
細かなグルーヴ感が必要になってきます。
メロディの動きは単調なのに、きちんとグルーヴを感じて演奏しないとかっこ悪くなるやつです笑

ロックだって、8ビートと16ビートでは吹き方が違いますし、色々ありますよね。

ラテン系も全然違います。
ラテン系はリズムが命なので、リズムによって全然演奏の仕方が変わってきます。
マンボ・ルンバ・ボサノバ・・・ものすごいリズムが色々ありますよね。

吹奏楽でよく演奏される宝島はサンバのリズム。

どれも踊り(ダンス)のリズムだったりします。
最近ではテレビなどでも社交ダンスが取り上げられたりしますが、社交ダンスのステップをよく見るとリズムがわかります。
あのステップの強弱っていうのを音で表す感じというのが近いかもしれませんね。

あ、具体的な吹き方は今日は書きませんが、それぞれの「ジャンル」を意識して演奏を聞いてみてください。
そしてそれを声で表現してみると吹き方がわかるようになってくるかもしれません笑

リズムというのは打楽器だけの話では有りません。
管楽器もきちんと「リズム」「ニュアンス」の表現ができると、吹奏楽での「ポップス」の演奏の仕方がまた一段上になります。
本物により近づける演奏というのができると更に個人としてもバンドとしてもステップアップできるのではないかと思います。

ポップスというくくりだからといって、なんとなくノリで演奏するのと、
しっかりとジャンルによる吹き方の違いをわかって演奏するのでは、
楽しさも聴いている方の反応も全然違います。

ちなみに、私はたまにポップスだけのレッスンもやっていますよ♬
ありがたいことに普段からジャズ、ロック、ラテン、色んなジャンルのお仕事をしているのでそれぞれの吹き方は一通り勉強してきました。

もう一段上のポップス、目指してみませんか?

ではまた。ばいば〜い!

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