こんにちは♬
トランペット奏者・作編曲家のいわたけいこです。
速い(シングル)タンギングができるようになりたいんですが、どういう練習をすればできるようになりますか?
タンギング(というくくりで話すのもあまり好きではないんですが)が軽やかに素早くできるようになるのって憧れですよね。
そこで、今日はタンギングのトレーニングについて書きたいと思います。
ただし、これを読む前に是非タンギングのしくみについてをご一読いただけると嬉しいです!
1日4分やるだけ!タンギングトレーニングの内容
では本題に入っていきます。
この練習は「1日4分練習するだけ」のトレーニングです。
いわゆる筋トレだと思って下さい。
舌を動かす筋肉をトレーニングして、思ったように舌がコントロールできるための練習です。
発音を良くしたりするためというよりは、単純に舌のコントロールを目的としていますので、発音に関しては仕組みを理解すること、それを習慣づけることをやりつつこのトレーニングをやるといいと思います。
では、以下のトレーニングをやってみましょう。
まずは、4分音符=60(BPM60) からスタートします。
1週間、同じ速さで練習してみてください。
1週間ごとにテンポを少しずつあげていくのがいいです。できることが目的ではなく、舌のトレーニングと、テンポ感を覚えていくのが目的なので、1週間でひとつのテンポを身につけると思ってみてください。
そして、全て8分音符で行います。
音は何でもいいんですが、出しやすい音(五線真ん中のソやチューニングのドなど)がいいと思います。
①テヌートで2分
②スタッカートで1分
③テヌートで1分
これだけです。
注意することは、ブレスする時に慌てないこと(何拍かスルーしても大丈夫)、休憩しないこと、正確であること(音の形・音程・音色・テンポ・舌の動き等)
それぞれの間はあまりインターバルを取らないようにして、連続して4分行います。
めちゃめちゃ疲れます!笑
休憩欲しいって思っちゃいます。
特にスタッカートが大変です〜!
そう、けっこうしんどいです(笑)
1〜4までの項目を気をつけながら毎日これをやっていると、自然にタンギングがしんどくなくなります。
これ、本当に効果が高いです。
舌のトレーニングをあまりしていない方ほど効果が出る練習だと思います。実際この練習だけでタンギングが改善した生徒さんは本当にたくさんいます。ただし、これを愚直に毎日やり続けた生徒さんです。
筋トレって思うとがぜんやる気が出ます!
頑張って続けてみまーす!
徐々にテンポを上げていく
8分音符でBPM160ぐらいまで到達したら、今度は16分音符のトレーニングに切り替えていきましょう。
BPM80で16分音符(つまりBPM160で8分音符と同じ速さ)からスタートし、また1週間毎にテンポを上げていきます。このぐらいのレベルになっているとおそらく4日ぐらいでひとつのテンポを正確にできるように身につきますから、4〜5日でテンポを変えていってもいいかもしれません。
ちなみに、私の限界はいまのところ120〜126ぐらいなんですが、ほんとに160でシングルタンギングで16分音符が吹ける人がいます笑
うまくできなくても大丈夫
発音やテンポなど、うまくできなくても大丈夫です。
このトレーニングはあくまで筋トレを目的としているので、最初は上手にできなくてもいいです。
毎日続けているうちに、舌の位置、息の流れなどを気にするようにしていると発音も一緒に改善していきます。
是非チャレンジしてみてくださいね。
ではまた。ばいば〜い!
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